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★脳とダイエットの関係とは？★

最近テレビ番組の『ホンマでっか！？TV』（フジテレビ系列）
でおなじみの脳科学者で脳科学評論家の澤口俊之先生が、脳科学
の見地からダイエットについて語られました。

※女性セブン2011年6月9日号

脳とダイエットの仕組みとはどういう物なのでしょうか？

確かに肥満は万病の元で、心臓疾患との関係は良く知られていますが
実は、脳機能も太っている人ほど低い傾向が有る事が研究発表されて
います。
知能が低いから太るのではなくて、太ると機能が下がるようです。
それに太ると認知症になるリスクも高くなります。

また、実際の『年齢』（生まれた時から数えた年齢）ではなく
『実年齢』（心と体の状態を総合的に見た年齢）も太り過ぎによって
上がる事が分かっています。

実際には、『年齢』ではなく、見かけの年齢である『実年齢』の方が
重要で、その方が生物学的な年齢に近いということが最近分かって来ました。

同じ40歳でも、若々しく肌もキレイで35歳位に見える人や
逆に、どう見ても年よりも老けて見える人もいらっしゃいます。
その差は『年齢』のプラスマイナス5際位の差が出ると言われています。

ということは、若く見える人と老けて見える人は最大で10歳位
見た目の差があることになります。

これは、カロリー制限することで見かけの年齢を下げることが
出来るのです。適切なカロリーを維持して肥満を防ぐ事は、若々しく
見せるだけでなく、アンチエイジングの観点から見ても重要なことです。

でも、なかなかダイエットを成功させるのは難しいものです。
肥満になるとやっかいなのは、「肥満が麻薬中毒と同じ作用を持っている」
という事なのです。

食べることによって脳内の報酬系ホルモンが活性化されて
ドーパミンという快感ホルモンが分泌されるのです。
人は、ドーパミンを追い求めてさらに食べてしまうという繰り返しで
どんどん肥満への負のスパイラルに陥ってしまいます。